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備蓄品と持出品、二重の備え

更新日: 2011 年 05 月 16 日

大規模な地震や風水害などの大災害が発生すると、電気や水道、ガスなどが使えなくなることがあります。また、道路の亀裂や寸断により、防災関係機関による救援活動が遅れたりすることもあります。

各家庭で少なくとも災害後三日間は自足できる備蓄が必要といわれています。

また、建物の損壊や焼損等に備えて、非常持出品も準備しておきましょう。

いざというときに持ち出す非常持出品と復旧までの備えとしての非常備蓄品、二重の準備で万が一に備えましょう。

1日3gの飲料水

非常用備蓄として、飲料水は大人一人、1日3リットルが目安です。

ペットボトルやポリ容器への貯水が便利です。ただし、長期間の水の汲み置きは水質悪化につながります。数組を保管し、常に使いまわして新鮮な状態を保ちましょう。

備蓄に食品は不可欠です。そのまま食べられる缶詰やレトルト食品、ドライフード、かんたんな調理で食べられるインスタント食品などがよいでしょう。

また、ビスケットやチョコレート、あめ、保存がきく梅干なども便利です。アレルギー体質の方は食品表示にも注意が必要です。

電気、ガスの不通により通常の調理器具が使えないこともあります。卓上コンロや固形燃料などが役立ちます。予備のガスボンベなども用意しましょう。

持出袋は一人に1つ

非常持出品は家族構成を考えて準備し、避難の時すぐに持ち出せるように袋に入れておきましょう。

持出品として、懐中電灯、携帯ラジオ、傷薬やばんそうこう、常備薬などの救急医薬品、非常食や飲料水、軍手、マッチやライター、缶切、ティッシュなどは最低限準備しましょう。

また、避難経験者によると、乳幼児がいる場合はほ乳ビンと粉ミルク、公衆電話用に10円硬貨、マスク、ウエットティッシュ、予備電池もあると便利だそうです。

家庭、個人により持出品の重要度が異なります。自分にとって何が不可欠か考えてみましょう。

非常持出袋はどうしてもかなりの重さになります。家庭に一つではなく、できるだけ「一人に一つ」準備したいものです。