更新日: 2011 年 05 月 16 日
大災害が発生したとき、交通網の寸断、同時に多発する火災などにより、消防や警察などの公共機関が十分に対応できない可能性もあります。そんなとき力を発揮するのが、「地域ぐるみの協力体制」です。実際に阪神・淡路大震災時には、地域のみなさんが自発的に救出・救助活動を行うことで被害の拡大を防ぎ、その後の復興にも大きな力を発揮しました。自主防災組織とは、地域の人々が自発的に防災活動を行う組織です。「自分たちのまちは自分たちで守る」という心構えで積極的に自主防災組織に参加し、災害に強いまちをつくりましょう。
1.地域住民への防災知識の普及
活動例
・防災新聞の発行
・防災カルテ・防災地図の作成
・防災講演会・映画上演会の開催
・地域のお祭りや運動会等での防災イベントの実施
・防災キャンプの実施
2.地域内の防災環境の確認
点検ポイント
・燃えやすい物の放置状況
・違法駐車や放置自転車の状況
・ブロック塀や石垣、看板、自動販売機等、倒れやすいものの点検
・がけ、よう壁、堤防などの状態
3.家庭の安全点検
点検ポイント
・燃えやすい物の放置状況
・各家庭の防火用品
・各家庭の危険箇所のチェック
・各家庭の防災対策
4.防災資機材の整備
主な資機材
・ヘルメット
・毛布、軍手、タオル、古着
・消火器、担架、救急医薬品、非常食品、電池式メガホン、ロープ
・懐中電灯、強力ライト、テント、携帯ラジオ
・ハンマー、バール、斧、スコップ、電動ノコギリ、大型ジャッキなどの作業道具
・はしご、自家発電装置、防水シート、炊飯用具 など
5.防災訓練
防災訓練の種類
・初期消火訓練
・非難誘導訓練
・救出、救護訓練
・給食、給水訓練
・情報収集、伝達訓練
・発災対応訓練