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ウィノナに友好の桜を寄贈

日米桜寄贈100周年記念式典が姉妹都市ウィノナ市で開催

 2012年は、日本からり米国に桜が寄贈されてから100周年にあたります。1912年にワシントンに植樹された桜の木は、一世紀にわたり日米友好親善の象徴として毎年咲き誇っています。桜寄贈100周年事業の一環として、在米日本大使館が各地の総領事とともに米国の象徴的な場所を選定し桜を植樹する全米桜植樹記念プロジェクトを企画し、2001年に美里町と姉妹都市を締結したミネソタ州ウィノナ市も全米36都市の中の一つとして選定されました。
 6月10日、ウィノナ市長から招待を受けた佐々木功悦町長(当時)をはじめとした訪問団が参加し、ウィノナ市のレイクパーク公園において記念植樹式典が行われました。
 美里町では、かねてよりウィノナ市に対し日本の桜を贈呈したいと思っておりましたが、日本からアメリカへ桜を持ち込むことが規制されており実現出来かねていました。今回、日本政府の協力を得て、日本からアメリカへ桜が寄贈されてから100周年の年に、また美里町とウィノナ市が姉妹都市交流を始めて10年目を経過した節目の年に、ウィノナ市の皆さんへ感謝の意を込め、また新たな友好の象徴として桜を寄贈することができました。
 式典では、多くの市民の方々が参列する中、ウィノナ市長ジェリー・ミラー氏が「佐々木町長をはじめとした訪問団の方々にウィノナにきていただき誠にありがとうございます。多くの来賓の参列の下、また、多くの市民の方々がこの会場にきていただき式典が開催できることは大変うれしいことであります。ウィノナがこういう大イベントの一つに選ばれたことについて、美里町をはじめとした関係各位に感謝申し上げたいと思います。世界は美里とウィノナの友好関係に注目する事でしょう。今日は歴史上においても大事な日であります。今日植樹する木が、だんだん大きくなり、強くなるにつれウィノナと美里との関係も強くなったり深くなったり、そして花が咲いたりするものと思います。美里からの学生がウィノナに訪問し、そしてウィノナからの学生が美里に訪問するにつれ私たちの二つの町の関係もだんだん強固なものになってきていると感じています。物質的にはとても離れているけれど私達の友好関係はもっと深くなり素晴らしいものになりました。」と式辞を述べ、ウィノナ教育委員会長のスコットハノン氏は、「この14年の間、美里からの学生がここウィノナに訪問したり、10年位の間ウィノナから美里に訪問したりしている。最初の姉妹都市調印時、学生の交流を一番重要視しようということになった。交流をした学生を通じて世界中の平和が実現できるようになるからという思いからだった。今日植樹する木は桜の若木であるが、この木は14年前の友情の種から育っているのではないかと思います。今まで培ってきた互いの尊敬、友情、愛情がこの桜の花に重なるようお祈りしています。木が大きくなればなるほど我々も交友の種まきを続けるよう努力し続けます。ウィノナ教育委員会の代表として日本政府にこの素晴らしい贈り物をいただいたことについて感謝を申し上げます。」と祝辞をいたしました。
 佐々木町長は「今回の桜が美里町とウィノナ市の100年後に向けた尚一層の友好関係の証となり、桜とともに両市町の友好の絆がウィノナの地に大きく根を張ることを期待しています。また、今後もウィノナ市の皆様とともに、教育、文化、産業経済、行政など互いに交流を続け、アメリカ、日本の友好親善に寄与し世界平和と繁栄に貢献してまいりたいと思います。」と祝辞を述べました。

桜寄贈100周年記念式典

左から、在シカゴ日本国総領事館鎌田康彦氏、ウィノナ市長ジェリー・ミラー氏、米国上院議員エイミー・クロブシャー氏、佐々木町長(当時)

太田蓮紅先生による書道のデモンストレーション

桜寄贈の歴史
 日本から米国への桜寄贈は、タフト大統領夫人、紀行作家シドモア女史、アドレナリンやタカジアスターゼで有名な高峰譲吉博士、尾崎行雄東京市長をはじめとする多くの方の尽力により実現しました。1909年、尾崎行雄東京市長(当時)は日米親善を祈念し、桜を米国に寄贈しましたが、これには害虫がついていたことが発覚し、現地で全て焼却処分になってしまいました。1912年、再度贈られた約3,000本の桜は、無事米国に到着し、同年3月27日にタフト大統領夫人と珍田大使夫人によってワシントンDCのポトマック河畔に植樹されました。桜寄贈、植樹は、日米友好関係の一層の発展を心から願った多くの個人、団体の尽力によって実現しました。