更新日: 2018 年 05 月 02 日
麻しん(はしか)は麻しんウイルスの空気感染によっておこります。予防接種の徹底により患者数は激減していますが、最近は、渡航歴のある麻しん患者やその接触者からの患者発生がみられます。感染力が強く、予防接種をがもっとも有効な予防法といえます。
麻しんウイルスによって引き起こされる急性の感染症で、感染後約10日で38℃程度の発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が2〜4日続き、その後39℃以上の高熱とともに発しんが出現します。症状が出た場合は、あらかじめ医療機関に電話連絡してから受診するようお願いします。
平成30年4月11日、海外からの輸入症例を契機として、沖縄県で麻しんの感染が広がっており、沖縄県内で感染した人が他県において発症している状況です。
国内、海外へ旅行の際は、母子手帳等でご自身の予防接種歴を確認しましょう。
1.渡航前には、これまで麻しんにかかったことが明らかでない場合、予防接種歴を母子手帳等で確認し、2回接種していない場合には予防接種を検討しましょう。
2.帰国後には、2週間程度は麻しん発症の可能性があることを考慮して、健康状態に注意しましょう。
麻しんは感染力が強く、空気感染するので、手洗い、マスクだけでは予防できません。予防接種がもっとも有効な予防法といえます。
1.定期接種の対象者は麻しん・風しん混合ワクチン(MRワクチン)を受けましょう。
第1期(1歳児)、第2期(小学校就学前の1年間)の計2回接種
2.定期接種の対象ではなく、麻しんにかかるリスクが高い人、流行国に渡航する場合等は、ご自身の予防接種歴を確認し、予防接種が必要かどうか、かかりつけ医にご相談ください。
※平成2年4月2日以降に生まれた人から定期接種(2回接種)で実施されています。
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担当:健康福祉課健康推進係 TEL.0229-32-2945