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ロタウイルス

更新日: 2025年 01月 24日

ロタウイルス感染症

 ロタウイルスは、主に5歳未満の乳幼児に多くみられる急性胃腸炎の原因ウイルスです。主な症状は下痢・嘔吐・発熱などで、肝機能異常や腎不全、まれに急性脳症等を合併することがあります。乳児期での初感染がもっとも重症になるため、最初の感染を防ぐために乳児早期のワクチン接種がすすめられています。
 ロタウイルスおよびワクチンについての詳しい情報は、厚生労働省ホームページをご覧ください。

ロタウイルスワクチン

 ロタウイルスワクチンは、ロタウイルス感染による胃腸炎を約80%予防し、重症ロタウイルス感染症の約95%を予防する効果があります。接種できる月齢と接種回数は使用するワクチンによって異なります。
 ワクチンの副反応として、腸重積症にかかりやすくなることがあります。月齢が進むと腸重積症にかかりやすくなるため、初回接種をなるべく早い時期に受けることが推奨されています。
 なお、ロタウイルスワクチンは定期接種です。美里町にお住まいの対象年齢の方は、無料で受けることができます。

ワクチンの種類 回数 1回目 2回目 3回目 接種終了日
ロタテック(5価) 3回 生後6週から14週6日まで 1回目から27日以上あけて接種 2回目接種から27日以上あけて接種 生後32週まで
ロタリックス(1価) 2回 生後24週まで

 ※初回接種を生後15週以降に受けることは推奨されていません。

接種後は「腸重積症」に気を付けましょう

 ロタウイルスワクチンの副反応として、腸重積症にかかりやすくなることがあります。腸重積症は、腸の一部が隣接する腸管にはまり込む病気で、速やかな治療が必要になります。ワクチン接種にかかわらず、生後3か月から2歳くらいまでの乳幼児がかかりやすい病気ですが、ワクチン接種後1〜2週間の間はかかりやすいことが報告されています。
 接種後1〜2週間の間に次のような様子がひとつでも見られるときは、すぐに医療機関を受診してください。

  • 突然はげしく泣く
  • 機嫌が良かったり不機嫌になったりを繰り返す
  • 嘔吐を繰り返す
  • 便に血が混じる
  • ぐったりして顔色が悪い

担当:健康福祉課 TEL.0229-32-2945