更新日: 2018 年 10 月 02 日
風しんウイルスによって引き起こされる感染症で、咳やくしゃみなどの飛沫により感染します(飛沫感染)。潜伏期間は2〜3週間です。軽いかぜ症状ではじまり、発疹、発熱、リンパ節の腫れなどが主な症状です。風しんの症状は比較的軽いですが、まれに脳炎、血小板減少性紫斑病などの合併症を発症することがあります。大人になってから罹ると重症化することがあります。
現在、関東地方を中心に風しんの発生数が増加している状況です。
風しんの抗体を持たない又は抗体価が低い妊娠中の女性が風しんに罹ると、赤ちゃんに難聴や心疾患、白内障や緑内障などの障害(先天性風しん症候群)が起こる可能性があることから特に注意が必要です。同居家族など妊娠中の女性のそばにいる方は、風しんを発症しないよう予防に努めてください。
風しんの予防には、予防接種が有効です。
風しんワクチンを接種することによって、95%以上の人が免疫を獲得することができると言われ、2回の接種を受けることで、1回の接種では免疫がつかなかった方の多くに免疫をつけることができます。
〇定期接種の対象となるお子さんは、麻しん・風しん混合ワクチン(MRワクチン)を受けましょう。
第1期(1歳児)、第2期(小学校就学前の1年間)の計2回接種
〇風しんの罹患歴や予防接種履歴が明らかでない場合は麻しん・風しん混合ワクチンの接種を検討してみましょう。
※平成2年4月2日以降に生まれた人から定期接種(2回接種)で実施されています。
※妊娠中の女性は予防接種を受けることはできませんので、ご注意ください。
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担当:健康福祉課健康推進係 TEL.0229-32-2945