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文教、民生常任委員会委員派遣報告(平成18年)

更新日: 2012 年 04 月 27 日

平成18年9月12日
美里町議会議長 沼津敬太郎 殿
文教民生常任委員会 委員長 伊藤正雄
文教、民生常任委員会所管事務調査報告書
本常任委員会は、委員会規則第22条の規定により、下記のとおり所管事務調査を終了したので報告する。

1 調査年月日 平成18年7月20日(木)〜21日(金)
2 調査研修地 群馬県北群馬郡榛東村
3 調査事項 少子高齢化対策の取り組みについて
4 参加委員 伊藤正雄、菅井洋治、相澤清一、福田淑子、吉城貢、千葉一男
5 調査報告事項

群馬県北群馬郡榛東村の少子高齢化対策とその取り組み状況について

(1) 視察目的
少子高齢化対策に力を入れて取り組んでいる榛東村の子育て支援「次世代育成支援行動計画」について、視察した。

榛東村の概要
榛東村は群馬県の中央に位置し、総人口14,543人、世帯数4,778世帯(平成18年7月1日現在)、榛名山東麓の豊かな自然に恵まれた村である。前橋市、高崎市、渋川市に隣接する地理的好条件や、広域道路交通網の整備により、地域開発も進み、居住人口が年々増えている現状である。

榛東村子ども元気プランについて
榛東村子ども元気プラン将来像(基本目標)
子どもは将来の榛東村を担う大切な存在である。その子どもたちを育てる村の将来像を「榛東村子ども元気プランーたくましい子どもたちを育てるあたたかい村づくりー」とし、次世代育成支援に取り組んでいる。
榛東村子ども元気プラン将来像の3つの目標
1 子どもが健やかに育ち、自立するむら
・子どもが楽しく遊ぶまちづくり
・生きる力を育む教育・学習の推進
・子どもの人権の尊重と自立への支援
2 親が安心して子どもを生み、育てられるむら
・ゆとりのある子育て環境づくり
・子育て家庭への社会的な支援
・母と子の健康づくり
3 地域が子どもと子育てを支えるむら
・安全で安心なむらづくり
・子育てしやすい居住環境づくり
・子育ての地域ネットワークづくり

(2) 視察のまとめ 
榛東村子ども元気プランの3つの目標「子育ち・親育ち・共育ち」と国の行動計画策定指針の基本的な視点との関係をふまえ、子ども・親・地域を施策の柱に計画目標数値を設定し行動している様子に学ぶことが多くあった。
・村には3つの保育園(村立北部、榛東中央、榛東南部)があるが、新設、改築等の施設整備を積極的に進め、面積要件に余裕があり、入所待機児童がいない。
・榛東中央保育園と榛東南部保育園の2園については、民営(社会福祉法人・榛栄会)で運営をしている。
・次世代育成支援対策交付金により、民営保育園の延長保育事業をはじめ、世代間地域交流事業、乳児未検診把握事業、食育推進事業、子ども家庭内事故防止事業等多数に取り組んでいたが、きめ細かな目標設定をしているなかで、実績のないものも見受けられるので、検証すべきこともあると感じた。
本町においては、入所待機児童が出ている現状であり、保育所の早期設置を進めるべき意見をつけて、報告とする。