要望書

更新日: 2022 年 11 月 15 日

令和4年7月に発生した大雨被害に関する要望書

 令和4年7月に発生した大雨により、出来川堤防の決壊や田尻川、美女川の越水により本町では、住宅の床上・床下浸水及び多くの農地の冠水被害を受けました。
 度重なる地震発生による河川堤体の脆弱化、さらには近年多発するゲリラ豪雨や線状降水帯豪雨などによる災害が懸念され、地域住民は大変な不安を抱いている状況にあります。特に今般の出来川堤防が決壊したことや名鰭越流堤が十分機能しなかったことについては住民から不安と不信の声が多く寄せられております。
 つきましては、安心・安全な町づくりと町民の生命財産を守るため、下記の事項について格別なる御高配を賜りたく、要望申し上げます。
 記
 1.出来川堤防決壊の早期復旧と再発防止のための対策を講じられたい
 2.美里町笹舘地区周辺における出来川の越水対策を講じられたい
 3.出来川氾濫による流入水で影響を受けた施設復旧においては、地元負担の軽減を図られたい
 4.田尻川、美女川について、治水対策を講じられたい
 5.名鰭越流堤の機能強化を図られたい
令和4年10月24日
 美里町議会議長 鈴木 宏通
宮城県知事 村井 嘉浩 様

豪雨災害に備えた治水対策に関する要望書

 平成27年9月の関東・東北豪雨災害において江合川、鳴瀬川は氾濫危険水位を超え、支流の出来川越流堤の決壊や田尻川、美女川の越水により本町では住宅の床上・床下浸水、及び多くの農地の冠水被害を受けました。
 近年多くの地震が発生していることによる堤体の脆弱化、さらには今後ゲリラ豪雨や線状降水帯豪雨などによる多大な災害が懸念され、地域住民は大変な不安を抱いている状況にあります。特に昨年復旧されたばかりの名鰭越流堤が決壊したことについては住民から不安と不信の声が多く寄せられております。
 つきましては、安心・安全な町づくりと町民の生命財産を守るため、下記の事項について格別なる御高配を賜りたく、要望申し上げます。
 記
 1.名鰭越流堤決壊の原因究明と復旧を急がれたい
 2.出来川河川改修事業の早期完成を図られたい
 3.国と連携し、江合川、鳴瀬川の危険箇所を把握し、具体的な対策を急がれたい
 4.田尻川、美女川などの支流について、治水対策を講じられたい
平成27年11月2日
 美里町議会議長 吉田 眞悦
宮城県土木部長 遠藤 信哉 様
宮城県北部土木事務所長 相澤 義光 様

要望書

 東日本大震災の被災地を中心にコールセンターを展開した株式会社DIOジャパン(以下「DIO社」という。)は、国の緊急雇用創出事業を自治体経由で受託し、東北地方を中心に相次いで関連子会社を設立する形で事業を拡大してきました。しかし、DIO社は無計画な事業拡大から経営難に陥り、平成26年10月30日に東京地方裁判所へ民事再生法の適用を申請しました。民事再生法の適用については、再生計画の見込みがたたないとして棄却され、その後、平成27年1月5日に東京地方裁判所から破産手続の開始が決定されました。
 経営難に陥ったDIO社は、自治体を経由して42億8,600万円の事業委託費を受け取りながら、従業員の給料の未払いや社会保険料等の未納など、企業倫理を逸脱した悪質な行為を行っていました。そして、その結果、最終的には破産手続という、関係者を欺くかのような結末となりました。東日本大震災の被災地支援を逆手にとった、計画的とも思われるDIO社の悪質な行為に、われわれ美里町議会は憤りを覚えております。
 美里町でも平成25年11月からDIO社に業務委託をして「緊急雇用創出事業」を実施してきました。平成26年12月まで実施する計画でしたが、計画途中の平成26年7月30日にDIO社が事業停止の状態に陥ったことから、美里町はDIO社が美里町からの委託事業を継続することは不可能と判断し、平成26年8月1日に委託契約を解除いたしました。
 その後、美里町が独自に調査した結果、平成25年度及び平成26年度の事業費のうちの41,042千円を、不適正に交付を受けたと思われる事案が確認されました。その内容は、委託事業により雇用した従業員を社外研修の名目で他事業者へ長期にわたって派遣していたこと、社会保険料等や備品のリース料の未納などです。支払うべきものを支払わずに、美里町から受給した事業費を他の用途に不適正に使用していたとしか考えられません。
 これらについて、美里町はDIO社に返還を求めていますが、未だ返還されておりません。また、破産手続の開始が決定された現在、DIO社に財産が残されていないと思われることから、美里町がDIO社に返還を求めている事業費の回収については、今後においてもきわめて厳しいものと見込まれます。
 こうした不測の事態となったことを町議会としても大変遺憾に感じ、また、予算を議決した議会としての責任を感じております。町財政への負担軽減を図るため、宮城県及び宮城県議会にこうした事態への御理解と御支援をお願い申し上げる次第です。
 つきましては、次の2点について御配慮の程よろしくお願い申し上げます。
 記
1 美里町がDIO社に支払った社会保険料(事業主負担分)については補助事業の対象経費としていただきたい
 社会保険料は法定福利費であり、美里町は法の規定に従って契約相手方のDIO社に支払いました。その後において  はDIO社と所管庁(日本年金機構)との納付・収納の問題であり、納付を怠ったDIO社に対しては納付を規定した法律によって対処されるべきであり、法の規定に基づいて美里町がDIO社に支払った社会保険料については、緊急雇用創出事業の対象経費としてお認めいただくよう要望いたします。
2 美里町がDIO社に支払った従業員の賃金については、賃金から控除された社会保険料等を含めた全額を補助事業の対象経費としていただきたい
 DIO社は事業主負担分の社会保険料だけを未納していたのではなく、従業員の賃金から天引きした社会保険料、雇用保険料、所得税についても未納しておりました。事業を委託している美里町としては、働く従業員の方々に支払うべき必要な賃金を受託者のDIO社へ概算払いいたしました。美里町が従業員の賃金分としてDIO社に支払ったものについては、その全額を補助事業の対象経費としてお認めいただくよう要望いたします。
 以上、要望いたします。
平成27年2月2日
宮城県知事 村井 嘉浩 殿
 美里町議会議長 吉田  眞悦

出来川の治水対策に関する要望書

 平成24年5月4日の大雨による出来川越流堤決壊の復旧につきましては、早期に対処していただき感謝申し上げます。
 出来川は、美里町を流れ江合川に注ぐ地域生活に大きな影響を与える河川であります。今回の災害により、本町では住宅の床下浸水および多くの農地の冠水被害を受けました。
 近年多くの地震が発生していることによる堤体の脆弱化、さらには各地で多発しているゲリラ豪雨による多大な災害が懸念され、地域住民は大変な不安を抱いている状況であります。
 つきましては、安心安全な町づくりと町民の生命財産を守るため、下記の事項について格別なる御高配を賜りたく、要望申し上げます。
 記
 1.名鰭越流堤の完全復旧を急がれたい
 2.出来川河川改修事業の早期完成を図られたい
 3.河川管理については、これまで以上に強化されたい
 4.江合川、鳴瀬川を含めた総合的な治水対策を講じられたい
平成24年8月3日
 美里町議会議長 相澤 清一
宮城県土木部長 橋本 潔 様
宮城県北部土木事務所長 武井 昌彦 様